山形大学は2026年度に、現在の「地域教育文化学部」を「教育学部」に再編する構想を見直し、「教育学部」は教員の養成課程に特化したものにすると発表しました。
去年10月、山形大学は今の高校2年生が入学する2026年度から現在の「地域教育文化学部」を「教育学部」に再編する構想を発表していました。

構想では、新たな「教育学部」は幅広い人材育成のため教員の養成課程だけではなく、教員免許の取得を目的としない学習課程の設置が含まれていました。

しかし、きょう山形大学はその構想について変更したことを発表しました。
山形大学 出口毅 副学長「今回の変更は教員養成に特化した課程の教育学部になるということでございます」
変更された構想では教育学部は教員の養成に特化したものとなり、臨床心理や、スポーツ・食を学ぶコースがなくなります。
これによって、教育学部は全ての学習課程で教員免許の取得が卒業要件になるということです。

学部定員も変更となります。
教育学部の定員は165人から145人に減少します。
一方で、人文社会科学部と理学部の定員は10人ずつ増えるということです。

山形大学では近年の教員不足と文部科学省の意向を汲んだ結果、今回の決断に至ったとしています。
山形大学 玉手英利 学長「教育は国の発展の礎になると思っているので、大学としてはしっかり教員の養成をやっていきますと明確にするうえで、入ってくる皆様に対してそういうメッセージを伝えるために重要だと思う」

山形大学では再編の時期については変更せず2026年度から実施するとし、学部の構想が正式に決まり次第新たな発表を行うとしています。














