台風被害によって断水が続いている静岡市清水区について、巴川地区、興津地区では飲み水としても使用可能になりました。日常が戻りつつある一方で、まだ時間がかかる地域もあります。
<竹川知佳記者>
「予定より早く飲料用として水が使えるようになり、こちらのお店は急遽営業を決めたということです」
28日夕方から水が飲めるようになった静岡市清水区巴川ブロックの飲食店です。
<「ふじ乃や」店主 加藤元章さん>
「このくらいしか出なかったけど、きょうはこのくらいでるようになった」
飲み水として水道が使えるようになったと静岡市から発表があるまでは、ペットボトルの水やわずかに蛇口から出ていた水を貯めて、店を続けていたといいます。
<「ふじ乃や」加藤さん>
「水がなければ困ります。うれしい、助かりましたね。半日、一日早まっただけでもありがたかったですもんね。今まで通りに戻って良かった。本当ほっとしましたよね」
一般の家庭でも…。
<鈴木政枝さん>
「買ってこなければいけなかった飲み水は。こうやって、家で飲み水として、お茶にしても紅茶にしてもコーヒーにしても飲めることは本当にありがたい」
Q.いかかですか、お茶は?
「いいですね、やっぱね」
一部の地域で断水が復旧した一方で、まだ日常が戻っていない地域もあります。
<瀬崎一耀キャスター>
「興津川沿いの和田島地区です。水管橋が落ちてしまったため、現在仮の水道管を通す復旧作業をしています」
和田島地区では、被災した水道管の橋=水管橋の復旧工事を進めていて、静岡市は、10月5日までに断水の全面解消を目指すとしています。
三保や庵原北部など、残るブロックでは、水道管に水を送る作業と水質検査を順次、実施しています。
<瀬崎キャスター>
水道の水が飲めるようになる目安の日です。
▼三保と庵原北部ブロック…30日、
▼庵原系小規模配水池ブロック…10月1日
▼富士見ヶ丘、馬走、団地ブロック…10月2日
水道管の橋=水管橋の復旧工事が進む和田島地区を含めて、静岡市は、10月5日までに断水の全面解消を目指しています。
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