「今もそのまま」刑事司法の2つの問題点
【スタジオ】
(春川正明コメンテーター)
「今回取材して感じたのは、刑事司法の問題点が今もまったくそのままだなというとです」
「一つは『代用監獄』です【画像④】。逮捕されたら警察の留置場に入れられますが、本来なら3日たったら、管轄の違う拘置所に入らなければいけないんですが、でもそれを代用でいつまでも警察の留置場に置いているので、自白を強要されてえん罪の温床になるというのが一つ目です」

「2つ目は『証拠開示』です。これは検察がすべての証拠を裁判で開示するわけではなくて、検察には不利、ということは被告人には有利な無罪に導くような証拠をなかなか出さないという問題点が指摘されていて、これは50年間、ほとんど変わっていないんです」
「弁護士で国会議員の人たちがたくさんいらっしゃるので、その人たちが声をあげて国会で法律を変えることが必要だと思います」