実在企業かたる「フィッシングメール」公式サイト確認を

サイバー犯罪で、最も私たちの身近に潜んでいるのは、フィッシングメール・フィッシング詐欺です。

フィッシングメールは、実在する企業をかたったメールで、本文には、偽のHPへ誘導するURLが記載されています。この偽サイトでは、自身のアカウントやクレジットカード情報の入力を要求し、個人情報を盗み出します。

民間の企業などでつくるフィッシング対策協議会によると、去年11月の1か月間に、全国で17万8500件あまりの報告が寄せられています。

では、実際にどのような企業をかたっていたのかというと、大手ECサイトの「アマゾン」が全体の22%あまり。このほか、クレジットカード会社の「JCB」や「マスターカード」、JR東日本の「えきねっと」など名乗るものが多いということです。

詐欺にあわないための対策として、警察などでは、このようなメールが届いた場合は、安易にホームページを開かず、公式のアプリやサイトからアクセスするよう呼びかけています。