13日の成人の日を前に岩手県内では「二十歳のつどい」が12日ピークを迎え出席者が門出を祝いました。このうち陸前高田市では小学校入学直前に東日本大震災を経験した若者たちが式に臨みました。

華やかな振り袖などに身を包んだ126人が出席し門出を祝うとともに大人としての決意を新たにしました。また、震災からの復興過程を間近で見てきた経験からふるさとへの思いを強くしていました。

(出席者)
「将来は三陸の水産業にかかわる仕事に就きたいなと思って。自分が生まれ育った故郷にちょっとでも貢献できればいいなと思っています」

一方、滝沢市の二十歳のつどいには600人ほどが参加しました。なかには滝沢市出身で去年、プロ初勝利を挙げたオリックス・バファローズの齋藤響介投手も出席しました。

(齋藤響介投手)
「式典に出て、二十歳になったと実感した。今年は1年間通して1軍の舞台で投げ切れるように頑張りたい」

岩手県内で今年度、二十歳を迎えるのは1万973人で前年度より391人減っています。