2024年の岩手県内の企業倒産は合わせて76件で、東日本大震災が発生した2011年以降で最多となりました。

東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、去年1年間の県内の負債額1000万円以上の企業倒産は、前の年より21件多い76件でした。従業員5人未満の企業が63件と、全体のおよそ83%を占めていて、負債額10億円以上の大型倒産は3件ありました。負債総額は前の年を53億円あまり上回る170億6300万円で、東日本大震災の起きた2011年以降、最多です。

東京商工リサーチ盛岡支店は「企業の体制の見直しや解決策を見つけない限り、倒産は今後も増勢を強める」と分析しています。