地方の中小企業では、後継者不足が深刻です。香川県で後継者がいない企業の割合は48.7%で、四国4県では最も低いことがわかりました。
帝国データバンク高松支店が、四国に本社を置く企業7582社について調べたものです。
香川県で後継者がいないと答えた企業の割合は48.7%で、前の年より0.6ポイント改善しました。四国4県で最も低く、帝国データバンクは「相対的に後継者の選定が進んでいる」としています。
しかし、2011年と比べると全国で13.8ポイント改善している一方、四国4県では8ポイント悪化していて、事業承継への支援の効果が地方では、限定的なことが浮き彫りになりました。
また、この1年以内に行われた事業承継のうち「同族承継」が45.2%と最も多い一方で、「M&A」や「外部招聘」なども増えていて、「脱ファミリー化」が加速しているということです。