北西からの乾いた風が吹くこの時期にサンマを天日に干す「丸干しづくり」が、女川町の水産加工会社で11日から始まりました。

サンマの丸干しづくりを始めたのは、女川町の水産加工会社、「ヤマホンベイフーズ」です。

11日は特製の塩だれに一晩漬けたサンマおよそ1万匹を屋外に干していきました。

昨年の女川港でのサンマ水揚げ量はおよそ3800トンで、前の年の2倍に増えたものの、依然として不漁が続いています。

ヤマホンベイフーズ山本丈晴社長「温暖化や外国船の乱獲もあるが、サンマ漁がある限りは、継続して頑張って(丸干しを)作っていきたい」

女川の冬の風物詩、サンマの丸干しづくりは3月下旬まで行われ、40万から50万匹の生産を見込んでいます。