アメリカ・ロサンゼルスで発生した山火事は、これまでに1万棟にも上る建物の被害が出ています。現地を取材すると、愛する自宅を失った住民が途方に暮れる姿もみられました。
ロサンゼルスや周辺で発生した山火事は、きょうで3日目。被害の状況が少しずつ明らかになってきました。
記者
「ちょっと、原形をとどめていないというか、建物もすべて焼け落ちていますし、火がくすぶっているところもある」
ロサンゼルスのダウンタウンから東に車でおよそ20分のアルタデナ。炎は町全体を焼き尽くしてしまいました。
こちらの夫婦は11歳の息子とともに夫が生まれたこの町に戻り、1年前に住み始めたばかりでした。
1年前から住む夫婦
「ここに住んでいたかどうかも分からない。ここに家があったんです、私の家が…」
一方、ハリウッドセレブが住むことでも知られるパシフィック・パリセーズ。35年間暮らしていた自宅が全焼した夫婦は…
35年住んでいた自宅が全焼した夫婦
「壊滅的としか言えません。35年間です。この場所で娘たちを育て、孫たちもこの場所に遊びにきていたんです」
こうした中、当局はさきほど、死者はあわせて10人に上ると発表しました。
懸命な消火活動が行われているものの、いまだ18万人に避難命令が出されている今回の山火事。住宅などの建物の被害は、これまでにおよそ1万棟に上っていて、今回の経済的損失額について、アメリカの気象情報サービスは500億ドル以上、日本円でおよそ8兆円とする初期の試算を出しています。
山火事としては、カリフォルニア州史上最悪とバイデン大統領は9日述べていますが、理由としては不動産価値の高い住宅などが被害にあったことがあげられています。さらに…
記者
「普段は観光客でにぎわうサンタモニカですが、山火事の影響で店が閉まり、観覧車が止まってしまっています」
世界中から多くの人が集まるロサンゼルス。消火活動が難航する中、今後、観光業への影響が長引くことが懸念されます。
こうした中、バイデン大統領はがれきの撤去や一時避難所の運営など、復興にかかる費用について、今後180日間にわたって連邦政府が負担すると発表しました。
現地では10日にかけて再び風が強まるとされていて、当局が注意を呼び掛けています。
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