気象庁は10日午後4時21分に「大雪に関する関東甲信地方気象情報」を発表しました。
それによりますと強い冬型の気圧配置の影響で、長野県と関東地方北部では、引き続き11日朝にかけて大雪となる見込みです。
積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒し、なだれにも注意してください。
[気象概況]
日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、東日本の上空約5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込んでいます。
この影響で、関東地方北部では、強い雪の降っている所があります。
冬型の気圧配置は、11日には次第に緩みますが、午前中を中心に強い寒気の影響が残るでしょう。
このため、長野県や関東地方北部では、引き続き11日朝にかけて断続的に強い雪が降り、大雪となる見込みです。
[雪の実況]
10日15時現在の24時間降雪量(アメダスによる速報値)
群馬県
みなかみ町藤原 37センチ
みなかみ町湯原 20センチ
10日15時現在の積雪の深さ(アメダスによる速報値)
群馬県
みなかみ町藤原 139センチ
みなかみ町湯原 50センチ
草津 45センチ
[雪の予想]
11日18時までの24時間に予想される降雪量(多い所)
関東地方北部 50センチ
甲信地方 40センチ
上空の寒気が予想以上に強まった場合や、雪雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雪となる可能性があります。
[防災事項]
長野県と関東地方北部では、引き続き11日朝にかけて、積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒してください。また、なだれにも注意してください。