次世代の空の移動手段として注目されている「空飛ぶクルマ」について、10日にビジネスへの参画を促すための会議が山梨県甲府市で開かれ、導入のメリットや可能性が紹介されました。

空飛ぶクルマは大阪・関西万博でのデモフライトが予定されるなど次世代の空の移動手段として注目されていて、県も社会実装に向けて動いています。

10日はビジネスへの参画を促す県の会議が甲府市で開かれ、3つの会社と県がそれぞれ、現在の取り組み状況を共有しました。

このうち都市計画や設計を手がける東京の企業は、空飛ぶクルマは道路や線路がいらないため、インフラ建設によるコストや環境負荷が減らせるといったメリットを紹介しました。

また、JR九州は鉄道やバスなどの既存の交通と空飛ぶクルマを組み合わせることで、点在する観光地の周遊が容易になり観光の高付加価値化につながる可能性があるなどと説明しました。

なお、県の担当者は県内での有望なルートとして甲府エリアと富士北麓エリアを結ぶルートを検討していると報告していました。