静岡県で「交通死亡事故多発警報」が発表された、2024年12月31日から2025年1月9日までの10日間、交通死亡事故が5件発生5人が死亡し、警察は引き続き十分な警戒が必要と呼びかけています。
県は、2024年12月の年末の6日間で、6件の交通死亡事故が発生したことから、12月31日に「交通死亡事故多発警報」を発表していました。警報は2か月連続でした。
警察の発表によりますと、警報が発表された2024年12月31日から2025年1月9日までの間、交通死亡事故が5件発生し5人が死亡しました。
警報発表前の10日間と比べて、交通死亡事故は2件減少、交通事故の件数は134件減少、負傷者は124件減少したということです。
しかし、前年の同じ期間と比べて、交通死亡事故の死者は4人増加、交通事故の件数は85件増加、負傷者は122件増加していて、警察は、引き続き十分な警戒が必要としています。
警察は、最近の重大事故の多くは、基本的な交通ルールの欠如により発生しているとしてドライバーには、交差点では信号や一時停止などのルールを遵守し安全確認を徹底すること、右から横断してくる歩行者・自転車に特に注意すること、飲酒運転は悪質・危険な犯罪行為なので絶対にやめるよう呼びかけています。
また歩行者には、道路横断時には横断歩道を利用し横断中も左右を確認して車の接近に注意すること、夕暮れ時から夜間には反射材用品を必ず着用することなど、自らの安全を守る行動をすることを呼びかけています。
「交通死亡事故多発警報」期間中の死亡事故の内訳は次の通りです。
▼1月1日午後0時頃、富士宮市杉田の市道で発生。トラックが後退する際、車両後方にいた歩行者と衝突、歩行者の男性(85)が死亡。
▼1月1日午後3時半頃、磐田市匂坂上の市道で発生。信号機のない交差点で、直進する軽乗用車と乗用車が衝突、軽乗用車に同乗していた男性(69)が死亡。
▼1月6日午後3時頃、浜松市中央区白鳥町の県道で発生。片側1車線のカーブで、トラックと対向する軽トラックが衝突、軽トラックの男性(77)が死亡。
▼1月8日午後6時頃、浜松市浜名区細江町気賀で発生。信号機のない交差点で、直進する乗用車が道路を横断中の歩行者と衝突、歩行者の女性(89)が死亡。
▼1月9日午後2時50分頃、牧之原市中の市道で発生。軽乗用車が乗用車とオートバイに衝突、オートバイを運転していた男性(47)が死亡。
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