岩手県二戸市が本社の南部せんべいの製造メーカーと、障害のあるアーティスト作品を発信する企業が協力して発売するチョコレートが10日お披露目されました。

この商品「choconanbu MAGIC」は、酸味のあるフルーティーなチョコレートに、砕いた南部せんべいとフルーツがトッピングされたお菓子です。
ペンケースとして使えるパッケージなどがセットになった限定3000個が31日から販売されます。

10日、盛岡駅ビルフェザンで記者発表が行われ、二戸市の小松製菓の小松豊社長と盛岡市のヘラルボニーの松田文登代表が、商品のコンセプトなどについて語りました。パッケージはヘラルボニー契約作家の八重樫季良さんが、2020年に亡くなる3年ほど前にマーカーペンを画材に手がけた作品がデザインされています。
商品には伝統的なお菓子の南部せんべいと、障害のあるアーティストの個性がコラボすることで、魔法のような魅力が発信できると期待が込められています。

(小松製菓 小松豊社長)
「両社の持っている創業以来のコンセプトこれの融合」
(ヘラルボニー 松田文登共同代表)
「食べて終わりではなくて、その後も残り続けていく」

この商品は31日、小松製菓の通販サイトやフェザンに開設されるショコラマルシェで販売されます。