腿の筋肉は前側より後ろ側の方が太く強いので、足が着氷した際に腿の後ろに負荷がかかった方が強く氷を蹴ることができるといいます。

しかし、この日の吉田選手はわずかに腿の前側に負荷がかかっているというのです。鏡を見ながら微妙な力のかかり具合を確認します。
(吉田雪乃選手)
「自分でわからないところを第三者の目で見てもらって、それを自分の感覚と照らし合わせてやった方が間違いがないというか、迷走しないかなって自分で思っているので」

(トレーニング室での指導風景)
「爪先側に行っちゃうの分かる?爪先側に行くとどうしても前に(負荷が)かかるから」

力が100%氷に伝わるよう自身の体への問いかけを何度も何度も繰り返します。