うどん店「はなまるうどん」を全国で展開する「はなまる」は、今月1日、発祥の地・高松市に本社をUターンさせました。原点回帰を掲げて香川県内の店舗の改装などに取り組みます。

「一度、香川を見直すことにしました。決意表明や意思表示として、創業の地の香川県高松市に本社の所在地を移転しました」

おととい(8日)の会見で、高松市への本社移転が発表されました。2005年に本社を東京に移してから、20年ぶりのUターンです。

「25年前と同じことをしていてはいけないなと。地元・香川県と一緒にもう一度、新しい価値を全国の皆さまに届けたい」

はなまるうどんは2000年に創業し、高松市木太町に1号店をオープン。過去には、前田社長も店長を務めました。気軽に入りやすいセルフ形式のチェーン店として、現在、全国に418店舗を展開しています。原点回帰のプロジェクトとして、1号店を含む県内の複数店舗の全面改装や、県産食材を使った新メニューの開発などに取り組みます。

(はなまる 前田良博社長)
「(香川県は)生活環境の中に讃岐にうどんがあるので、様々な気付きや学びも多いですし、これから先は、讃岐うどんのよさや多様性を店舗で表現できるブランドに進化していきたい」

はなまるうどんは、独自の個性を持つ店がしのぎを削る香川県で、ニーズの捉え直しと競争力の強化を目指します。