宮城県内では広い範囲で雪が降り、仙台などでは、この冬初めて1センチ以上の雪が積もりました。あす10日にかけても雪の降りやすい状態が続く見込みです。
小笠原悠記者:
「まもなく午後4時半、仙台駅前です。細かい雪が降っていて傘をさす人の姿も見られます。路面には水分が多くべたついた雪が少し積もっていて、凍ってしまうと危ないなという印象です」

日本付近は強い冬型の気圧配置となっていて、仙台駅前のペデストリアンデッキでは足元を気にしながら歩く人の姿が見られました。

「こんなに降ると思わなかったのでびっくり」
高校生は…。
「ローファーです。もう凍ってますやばいです。転びかけました3回ぐらい」

県南の白石でも朝から雪が積もり、通勤・通学の人たちは足元を気にしながら歩いていました。
最も積もった時の雪の深さは、白石で2センチ、仙台と石巻で1センチとこの3か所でこの冬初めて1センチ以上の積雪を観測しました。

「ずっと寒かったんですけど、車で来て怖いですね。今年(の雪は)初めてです」

七ヶ宿町の国道113号では9日朝、車同士が衝突する事故がありました。スリップが原因とみられけがをした人はいませんでした。白石警察署によりますと管内では8日夜からけさにかけて3件のスリップ事故が発生しました。

七ヶ宿町の中心部では道路にも雪が積もり住民が雪かきの作業に追われていました。
雪かきする人:
「重たい雪だから、すごく重たい。暖かくなったり、急に寒くなったり、大変だよね」

気象台によりますと10日午後6時までの最大24時間降雪量は、西部の山沿いで40センチ、東部の平地で10センチなどとなっています。西部では10日の昼過ぎ以降も大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。