花巻市が世界大会の誘致などにつながる「女子野球タウン」に認定されたことを受けて、9日市内で調印式が行われました。

調印式には、メジャーリーガー菊池雄星投手も駆けつけました。
「女子野球タウン」の調印式は、市内にある、菊池投手が手がけた野球の複合施設「King of the Hill」で行われました。
全日本女子野球連盟の「女子野球タウン」は、女子野球の発展に貢献した地域を認定するもので、今後の世界大会の誘致などにつながります。
花巻市は2024年11月30日、全国で18番目、東北では初めて認定を受けました。
官民を挙げた女子野球の競技環境の整備や、花巻東高校が橋渡ししたイーハトーブはなまき大会の開催などが評価された形です。
調印式には、花巻東高校のOBでもある菊池投手も駆けつけ、式では全日本女子野球連盟の山田博子会長から花巻市の上田東一市長に認定書が手渡されました。

(全日本女子野球連盟 山田博子会長)
「47都道府県のベンチの裏に女子トイレはほとんどありません。市民の皆さんと、ここにいる皆さんのお力添えを賜りまして、一緒に素敵なタウンづくりを描いていきたい」
(エンゼルス 菊池雄星投手)
「このままいくと男子よりも早く女子が日本一になってしまうんじゃないかと思いますので、お互いに高めあいながら、ぜひ同時に来年は日本一になっていただきたいなと」

市は今後、花巻球場のベンチ裏に女子トイレを整備するなど、女子野球のさらなる発展に向けた環境整備に力を入れます。