上空に強い寒気が流れ込む影響で、愛媛県内は10日の昼前にかけ山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるおそれがあります。
気象台は交通障害などに注意を呼び掛けています。

気象台によりますと、県内は10日にかけて上空にマイナス12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みで、山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるおそれがあります。

10日正午までの24時間に予想される降雪量は、多い所で山地で30センチ、平地で5センチとなっています。

気象台は、積雪や路面の凍結による交通障害や着雪による倒木、それに農作物や農業施設の管理などに注意を呼びかけています。

山田アナウンサー
「震えるような寒さの松山市内、9日は灯油の需要が高まっているようです」

松山市の灯油販売店では朝から従業員が家庭や店舗などへの配達に追われていました。

藤村石油 橘直人さん
「基本的には1日中配達をしている状態なのでなかなか忙しい状態ではありますね」

寒さが強まった年末から注文は増加傾向で、9日は松山市や伊予市などからおよそ100件の注文があったそうです。
店では、冷え込みが一層強まりそうな10日は更に需要が高まると見込んでいます。

一方で家計を悩ませるのが灯油の価格高騰。
石油情報センターによりますと、今月6日の時点の県内の配達価格は18リットルで2489円と去年の同じ時期と比べ120円ほど値上がりしています。

灯油を購入した人
「致し方ないですよね。何もかも物価が上がっているのでこれはもう仕方ないと思っていますけど」

今季最強寒波の襲来。寒さは週末まで続く見込みです。