過疎や高齢化で課題となっている地域の足を確保しようと、香川県観音寺市でのりあいタクシーの実証運行が始まり、出発式が行われました。

のりあいタクシーは、高齢化が進む観音寺市大野原町五郷地区で運行されるものです。この地区では、山間部で市ののりあいバスが入れない狭い道があり、住民の移動手段確保が課題となっていました。
(利用する人)
「1か月に1回は三豊病院に行かないかんけん助かるんです」
タクシーは月曜日~金曜日に1日5便、利用者の自宅と町内のスーパーなど4か所を結びます。定員は4人で料金は1回200円。前日までに予約が必要です。
(佐伯明浩観音寺市長)
「地方というのは公共交通が発達していませんので、その代替えということで、街中から遠いところでみなさん方の足をどのように確保していくかということで実証実験しっかりさせていただきたい」
観音寺市は、本格運行に向け、来年3月まで実証実験を行い、市内各地区にのりあいタクシーをひろげていく方針です。