大手企業の経営者が集まる経済3団体の新年祝賀会。今年の賃上げは、そして、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。
ホラン千秋キャスター
「現在、経済3団体による新年の祝賀会が行われています。今年の賃金・物価はどうなるのか、企業のトップに聞きます」
まず、いちばん気になるお金の話。今年の賃上げについて、札を上げてもらいました。
DeNA 南場智子 会長
「前向きですよね。一律の賃上げというよりは、張り切った人が報われる社会にしていきたい。業績を上げた人、実力のある人、あるいはこれから新しく求められるスキルを持っている人に大胆に報いることが重要」
サントリーHD 新浪剛史 社長
「前向きなんですよ。まず去年(7%)は上げること。ただ『以上』にするかは組合との交渉。ただ、私たちはまずこう言っておいて、組合を通ってどうなるか」
日本航空 鳥取三津子 社長
「物価も上がっていますし、日本経済も回さないといけない」
三井住友銀行 福留朗裕 頭取
「当然、前向きに考えていきたいですし、やはり長い目で見ると、人材の確保・育成に四苦八苦する時代が目の前に迫ってますので」
人手不足が賃上げを促しますが、立ちはだかるのが物価の上昇。各社、消費者にどう値上げを受け入れてもらうのかが、課題だと話します。
ローソン 竹増貞信 社長
「単純に値上げをしていくのではなく、新しい価値をその商品に本当に付加して客に提供できるかにかかっている」
日本マクドナルドHD 日色保 社長
「はやくサービスをするとか、コンビニエンスの要素を磨いていかないと、それで値段を上げてしまって客が離れてしまうということになってしまうので。本当にそこに尽きる」
さらに、企業の経営トップから多く聞かれた今年の大きなリスク要因が、2週間後に迫ったトランプ大統領の誕生です。
三井不動産 植田俊 社長
「正直言って『読めない』というのが、偽らざる言い方。大国のエゴであったり、自国第一主義であったり、秩序ない世界というものが現実味を帯びてくるということに対して非常に危惧」
例年以上に不透明な状況を抱える今年の日本経済。時代の変化をどう捉えるのかが大きな鍵となりそうです。
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