山形県酒田市では今年はじめてとなる市長会見が開かれました。
会見では去年の大雨災害を受けての今後の復興の在り方や大雨の被害で中止になった花火大会の今後の開催について、新たな方向性が示されました。
酒田市では去年7月の大雨で被害を受けた地域の復旧・復興について、2028年度をめどに暮らし・インフラ・産業・防災の4つの柱で進めていくとしていて、復旧プランの説明や支援方法の要望を聞く集会を開催しています。

集会では、被害にあった高齢者の今後や想定を越える雨量を観測したことを受けたハザードマップの見直しなどの意見交換も行われています。

酒田市 矢口明子 市長「以前のハザードマップと実際今回の大雨で浸水があったところで違う地域もあったと理解している。今後ハザードマップの見直しも必要」

酒田市 矢口明子 市長「国・県それから被災した皆さまの合意点が見出せるように酒田市が汗をかいていきたい」

酒田市は、最終的な復旧・復興案は市議会などの意見を含め、来月上旬にまとめたいとしています。
また、会見では、例年7月や8月に開催されてきた花火大会「酒田の花火」の日程の変更が発表されました。
今年の「酒田の花火」の開催は9月13日土曜日、会場は最上川河川敷を予定しているということです。

日程の変更の理由について、市は夏に大雨の被害が頻発したことや熱中症のリスクなどを踏まえて決定したとしています。

酒田市は今後も酒田の花火の開催日程について検討を重ねていくとしています。