国の文化審議会が大分県臼杵市の臼杵城跡を国の史跡として指定するよう文部科学省に答申し、正式に指定されれば県内で48件目の国の史跡となります。
臼杵城はおよそ470年前の戦国時代にキリシタン大名の大友宗麟によって築かれたとされ、江戸時代には稲葉家が治める城でした。

今でも石垣や庭園の一部が残され、地域の公園として親しまれている中、国の文化審議会は12月20日、臼杵城跡を国の史跡として指定するよう文部科学省に答申しました。
臼杵市教委によりますと、築城された中世から廃城となった明治期までの歴史的な変遷を確認できる点などが評価されたということです。正式に指定されれば県内で48件目の国の史跡となります。
文化審議会は他にも国の名勝に竹田市の湧水地「納池」を、また、登録記念物に豊後高田市の「穴井戸観音」を新たに指定するよう答申しています。