香川県高松市は、路線バスの代わりにタクシーを活用する新しい交通手段「バタクス」を今月(1月)から一部地域で、本格運行すると発表しました。

大西秀人市長が先月、会見で明らかにしました。

高松市は3年前から、利用者が少なかったバス路線、仏生山ー川島線を廃止し、代わりに一律600円でエリア内を自由に乗り降りできる「バタクス」の実証事業を行ってきました。

その結果、一定の需要が見込めるとして、運行区域を多肥・仏生山エリアに拡大し、今月14日からの本格運用を決めたものです。

(大西秀人高松市長)
「ある程度、本格運行への手ごたえができたということで、今後この地域が上手くいけば、他の公共交通空白地域においても横展開ができればと」

決められたルートとダイヤで病院と市の出先機関とを結ぶ「バタクス」は、7月11日まで実証事業が延長されます。