今回はロボット相撲、ロボット競技で全国大会に出場する大分市の大分工業高校です。

大分工業高校未来ロボット工学研究部は部員14人がロボット相撲に取り組んでいます。


大分工業は2014年に世界大会優勝という実績を残し日本一の称号も3度手にしている強豪校。2022年も、すでに全国への切符を手にしています。


(ロボット相撲班・脇田開斗部長)「自分たちも(先輩達のように)優勝したいというプレッシャーはありますが、(全国で)勝ちたいという思いが出てきています」


ロボット相撲は直径154センチの鉄製の土俵上で2台の力士が対戦します。本来の相撲と同様、相手を押し出せば勝負ありとなります。


(ロボット相撲班 自立型・二宮晴さん)「相手のロボットがどのように動いて向かってくるのかを予測して、自分たちもどういう風に動けばいいのかを予測するのが楽しいですね」


種目は10以上の動きのパターンが記憶されている自動制御の「自立型」と操縦テクニックや判断力が重要となる「ラジコン型」の2つで、いずれも全国での上位進出を狙います。

(ロボット相撲班 ラジコン型・河野嵯和さん)「自分たちの特徴である速さをいかして、どう相手を土俵から落として行くかを敵の特徴も踏まえ、どんどん勝てるように頑張っていきたいです」


決められたコースでピンポン玉を運び、得点を競う「ロボット競技」は、11人のメンバーが取り組んでいます。2チームが参加した県大会では2位と3位。両チームとも全国大会への出場権を獲得しました。


(ロボット競技班・藤田秋一郎部長)「後輩や先輩とコミュニケーションをとりながらロボットを作るところが魅力だと思います。大変なところはありますが、できたときの達成感は格別かなと」


2022年のコースは階段状になっています。1段目に並んだ48個のピンポン玉は自立型のロボットが自動制御によって所定の位置に運びます。

2、3、4段目はラジコン型のロボットで20センチと30センチの段差を移動しながらピンポン玉を運びます。

ロボット競技、ロボット相撲ともに大会直前までロボットの改良を重ねて全国大会に挑みます。