<国学院栃木vs石見智翠館>分厚いディフェンスが機能し強豪を下す
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準々決勝最後の試合、国学院栃木(栃木)とAシード校・石見智翠館(島根)の対戦は、3回戦で京都工学院の攻撃力を封じた国学院栃木の規律のとれた分厚いディフェンスがこの試合も機能します。
前半4分に先制のトライを挙げた国学院栃木。その後は石見智翠館の攻撃に守勢に回りますが、選手全員がしっかり面をつくり、前に出ていくディフェンスで得点を許しません。前半15分を過ぎてからは、攻め込まれる時間も続きますが、反則を犯さず凌ぐと、後半17分、敵陣ゴール前のモールを押し込んだ後、ラックからボールを持ち出したFL下境洋選手がトライ。12対0とリードをひろげます。
石見智翠館も、けがのため途中出場となった祝原久温主将を投入するなど必死の反撃を試みますが、どうしても国学院栃木の分厚い壁を崩すことができません。「練習時間のうち大半はディフェンスの練習。数的不利な状況を練習するなど、とにかくタックルした後もすぐ立ち上がって繰り返しディフェンスに参加する厳しいトレーニングを積み重ねてきた」と笹本直希主将が語った国学院栃木。最後まで、強豪・石見智翠館に得点を許さず、12対0で勝利。準優勝した101回大会以来の準決勝進出を果たしました。














