能登半島地震の発生から1日で1年です。被災地では、地震と豪雨、二重の災害からの復興を願い、新年を迎えようとしています。

輪島市内の商業施設で出店を続ける出張輪島朝市、31日は年内最後の営業となりました。

出張輪島朝市の出店者
「1月1日のまま止まっている。復興どころか復旧をちゃんとしてほしい」

買い物客
「嫌になる、本当に困る。どんな一年って、涙を流していた。だから明日が怖い、明日が怖い」

輪島市門前町にあるそば店は、地震のあと断水が続き、休業を余儀なくされましたが、31日は年越しそばを求めて地元客が続々と集まりました。

来店客
「幸せやな、みんな元気でおかげさまでいられたので」
「大変な1年だと思うけど、ここからが大事かと思うので。行政とかいろいろなところに頑張ってもらいたい」

能登空港近くの日本航空学園では1日午後、地震と豪雨で亡くなった人の遺族や石破総理、馳知事らが出席して、追悼式典を執り行い、犠牲者に黙祷を捧げることにしています。