福岡の自治体の46%が半旗を掲げ、安倍元総理の国葬に臨みました。記帳に訪れる人や反対の声を上げる人など市民の向き合い方は当日になってもさまざまです。賛否両論に配慮して庁舎に半旗を掲げる一方、公立学校には掲げずに“折り合い”をつけた自治体もありました。
◆当日になっても市民から“賛否”
午後2時から東京の日本武道館で行われた安倍晋三元総理の国葬。総理大臣経験者の国葬は1967年の吉田茂元総理以来、戦後2例目です。弔問客は、国内外から約4300人にのぼり、福岡県からは服部知事や福岡市の高島市長、それに北九州市の北橋市長たちが参列しました。

また、自民党福岡県連には記帳台が設けられ、花束を持った人などが訪れました。
記帳した人「長い間日本のために尽くしてくださったので感謝の気持ちをこめて」「決め方は強引なところはあったのかもしれないけど、日本のために頑張ってこられたのは事実なので」
市民の受け止め方は多様です。

福岡市の市民「反対でいいと思いますよ。税金使ってそんなことしなくても困っている人もいっぱいいらっしゃるのにね」「別にしていいと思います。一番長く総理大臣をやられた方なので称えられるべき人だと思っています」
北九州市の市民「私は賛成です。心の中でご冥福をお祈りしたい」「私たちはあまり興味がなかったかな、申し訳ないけれど。いいこともあったけど悪いこともありましたよね」

福岡市天神では、東京で行われている国葬の時間帯にあわせて市民がデモ行進しました。
反対市民「法的根拠がまったくない中で国民の税金が使われることは間違っている」「憲法に違反するとかいろいろあると思うけど、安倍さんの国葬に絶対反対」














