震災9か月前に東京から能登へ シングルファーザーと2人の息子

輪島市の杉本さん親子。絵のモデルだ。木工職人の父親・豊さん(51)と長男・和音さん(14)、次男・悠樹さん(11)の3人家族。

杉本豊さん
「ちょうど1月1日元日はここの居間に子どもたちと3人でいました。あまりの揺れなので、これだけ傾いてくるし天井は降ってくるし。一瞬死んだかもと思いました」

杉本さん親子が能登に来たのは、震災のわずか9か月前。それまでは東京で暮らしていた。妻と離婚しシングルファーザーになった後、長男の和音さんが中学に上がるタイミングで輪島市への移住を決断。

中心部の商店街に増えていた空き家の一つを買い取り、自宅兼木工品の販売店を構えた。ネット販売などで生活のめどが立ってきた矢先に起きたのがあの地震。

杉本豊さん
「見ていただくと分かるんですけど、隣の家に寄りかかっている。隣の家がなければ命がなかったかもしれないですね」

3か月が経っても公費解体のめどすら立たず、避難所生活が続いていた。

杉本豊さん
「復興はほんとに先長いですね。これだけひどいと。先が見えないぐらいの惨状ですね」