静岡県にある浜名湖の漁業協同組合がアサリ漁を1か月間、禁止することを9月26日、発表しました。
26日の記者会見で浜名漁協は、アサリ漁を10月1日から31日まで浜名湖全域で禁止すると発表しました。

浜名湖のアサリの漁獲量は10年以上前には約6000トンありましたが、ここ数年は1000トンに満たず、2021年に至ってはわずか100トンとなっていました。
原因は赤潮や浜名湖の水の栄養不足などが考えられ、今回の禁漁は産卵の季節に合わせて親の貝を保護し、資源を回復するためだとということです。

漁師の収入が減ることを考慮し、アサリ漁の代わりに約10年間禁止されていたハマグリ漁を試験的に行うことも発表しています。アサリ漁が禁止されるのは漁師のみですが、将来的な資源回復のため一般の人にもアサリをとるのは控えてほしいとしてます。2022年の結果にかかわらず、禁止期間は2023年も設ける予定です。