「車間を広げる・速度を落とす・左側に移動する」

日本自動車連盟(JAF)認定セーフティーアドバイザーの緒方将(おがた まさる)さんは、「基本的には近寄らないのが大前提」として、逆走車に遭遇した場合「車間を広げる・速度を落とす・左側に移動する」ことが大切だと話します。
JAF認定セーフティーアドバイザー 緒方将さん「逆走車は左側通行の感覚で追い越し車線を走ってくることが多いので、まず自分が車線を変更する」
――逆走車が走行車線を走ってきた場合は?
緒方さん「ケースバイケースですが、状況によっては後続車の状況を確認したうえで、路肩にとめることも必要かもしれません」
逆走車との遭遇を防ぐために
緒方さん「逆走の危険性は、お互いにスピードがのっている状況なので認識が遅くなること。お互いに時速80キロで走行していたら、160キロで近づきますよね。反応が遅れると回避が難しくなるので、自分から速度を落とすことが重要です」
「そもそも基本的に追い越し車線を走り続けることは違反なので、日頃から走行車線を走る意識が大切です」
安全を確保したら、同乗者の110番通報や最寄りの非常電話などで報告を。高速道路上の情報板で逆走車の存在が周知されます。

掲示板で逆走車の存在を確認した場合、サービスエリアが近ければ一度入って避難することも一つの手になります。