シリーズでお伝えしています「科学の遊園地」。今回は立体で錯覚作品を生み出す世界的な研究者の作品をご紹介します。
光をあてると金剛力士像の影がいつの間にか五重塔に…この作品を作ったのは明治大学の杉原厚吉教授です。
杉原教授は、数式を使って立体の錯覚作品を生み出す世界的な権威で、一見、下がるように見えるスロープをボールが駆け上がる作品をはじめ、これまで世界の錯覚コンテストで何度も優勝に輝いています。
会場には60を超える不思議な作品が並んでいますが、中でもおススメなのが、直接見ると右を向いたトカゲが、後ろに立てた鏡に写すと左を向いたトカゲに変わる作品です。
これは左右が逆に見える「左右逆転錯視」という手法を用いていて、立体錯覚作品の楽しみ方について杉原教授はこう話しています。
(明治大学・杉原厚吉研究特別教授)
「立体を見た時に奥行きを間違える錯覚というのは、直接見ていただくのが一番いいんですよ」
「是非それは実物を見て体験していただくのがいいかな。それ以外に体験の方法はないですので」
この「科学の遊園地」は、来月13日まで愛媛県松山市のアイテムえひめで開かれています。
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