青森県で初めて、海の上に巨大な風車を設置して発電する「洋上風力発電」の「促進区域」の事業者が選定されました。地域経済への波及効果は7000億円と試算されています。
つがる市と鰺ヶ沢町の沖合いの促進区域「青森県日本海南側」の事業者に選ばれたのは、東北電力を始め3つの団体で構成する「つがるオフショアエナジー共同体」です。
海底に直接固定する着床式の風車を41基を建設し、61.5万キロワットの出力を予定しています。
2030年6月に運転を始め、55年までに撤去を完了する計画です。
建設から撤去までの波及効果は地域経済だけで7000億円、国内全体では1兆6000億円と試算しています。
風車の建設拠点となる「基地港湾」は青森港で、維持管理などの拠点には青森港と鰺ヶ沢町の津軽港を使うとしています。