岡山市北区御津地域の三谷川から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が国の基準を上回る濃度で検出された問題です。
岡山市は3回目の調査結果を発表しましたが、新たに周辺の川や地下水でも有機フッ素化合物「PFAS」が高い濃度で検出されたことが分かりました。
岡山市は、11月21日から11月29日まで調査した結果を発表しました。
周辺の河川などについて12地点を調査した結果、7地点で国の基準(暫定指針値)を上回りました。石原川砂防ダム上流地点では、国の暫定指針値の4倍、高津下池では3.2倍のPFASが検出されたということです。
また、周辺の地下水6地点を調べたところ、2地点が指針値を超え、最大で2.4倍でした。地下水の調査は民間の井戸水で行われており、市は飲み水として使わないよう呼びかけています。
三谷川では、今年9月に国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物、PFASが検出され、岡山市のその後の調査で、周辺の川や地下水でも高い濃度で検出されたことが分かっており、今回が3回目の調査結果の報告です。
岡山市は、調査地点の濃度の推移を把握するため継続調査を行うとともに、原因の特定と影響の及ぶ範囲を把握するための調査を行うとしています。














