“クリスマス寒波”がもたらした大雪で青森県・酸ケ湯では、24日朝に観測史上最速で積雪が3mを超えました。大雪による生活への影響が続く中、今週後半には“年末寒波”の影響で再び警戒が必要です。

作業員が雪の上を引きずるのは、鉄製の「家庭用ガスボンベ」です。

通常であれば、交換する住宅の近くまで車で運びますが、大雪で車が近づけないため苦肉の策です。

24日の県内は雪の勢いが弱まったものの、午後5時現在、弘前で71cm、青森で67cmなどと局地的に平年の2~4倍の積雪となっていて、除雪が追い付かない生活道路では道幅が狭くなっているほか、「わだち」が崩れた場所では路面に大きな凹凸ができています。

青森市民は
「(12月)18日が夜の9時以降に除雪が入ったきり、その後すごく雪が積もったのに全く来ない」

一方、除雪が済んだ場所では別の障害が発生しています。

倉島彩能 記者
「え、また車が来た。いつまでたっても安全確認ができない…」

「青森市内にある丁字路交差点です。除雪によって積み上げられた雪の影響で、左右の確認がしずらい状況となっています」

交通機関にも影響が出ました。JR奥羽本線では、ポイントの不転換などで上下13本(1810人に影響)が、五能線では3本(35人に影響)が運休しました。

気象台によりますと、25日は冬型の気圧配置が緩むものの、今週後半は“年末寒波”が流れ込み再び大雪に警戒が必要です。