女性との性的関係をめぐる裁判で和解し、議会から不信任決議を受けた大阪府岸和田市の永野市長、24日午前、議会を解散する通知を提出し、議会を解散しました。これを受けて、永野市長が記者会見を行い、「不信任決議に大義がない」などと話しました。またこの会見には永野市長の妻・紗代さんも同席し、「変わらず大事な家族の一員」などと話しました。
(永野市長の妻・紗代さん)
「どのような気持ちで夫と接していますか?)変わらず大事な家族の一員です」
妻は会見に出席した理由について問われると「事実でないことがすごくたくさん出回っていますので、事実をきちんとお伝えしたいと思って きょうここにきました」と話しました。
また、今回の件についてどのように謝罪したかなど問われると市長は次のように話しました。
(永野市長)「夫婦の間ですから、こういうことがあって申し訳なかったと説明しました。許してはもらっていないんですよ。結婚生活も続けていますし、大切にお互い思っていますが、許してもらってはいない」
▼「きっかけは僕‥でも市議会で扱われるのは違う」
この会見の前半で永野市長は今回の不信任決議について「大義がない」などと話していました。
(永野市長)
「不信任決議文に納得できる内容だったら自動失職したり、市民の皆様にご判断いただくこともあった。この文章の中にも事実でないことや的外れのことが書かれていた。そういう点で議会の解散に踏み切った。私は不信任決議の内容について大義がないと思っている。あとは市民の皆様に決めていただくしかないと思っている。再びの市議会で不信任が出されたら自動失職になるので、その際に市長選が行われるものだと思っています」
市長は会見できっかけは自らが作ったものとしながらも、そのまま市議会で扱われるのはおかしいと述べました。
「きっかけを作ったのは僕だから僕が悪いと思います。数年前の不貞行為については反省していて、妻や家族に申し訳ないと思っている。これをそのまま市議会で扱われるのはおかしいと思う」
さらに議会を市長抜きで進められたことに、次のように述べました。
「とんでもないことだと思いますが、市長に出席するなと、市長抜きで議会を進められたことについて、決議文は『大混乱の異常事態』と書かれているが、市長に出席させないのは重大な民主主義的な問題であると思います」
性的行為を強要したとして女性から訴えられた永野市長の裁判は11月に、解決金500万円を支払うことなどで和解が成立しました。その後、記者会見では「女性と不倫関係にあった」と認めつつも性加害は否定し、所属する大阪維新の会から離党勧告処分を受けて離党しました。
これに対し市議会は『市民の代表である議会に対し説明を怠りながら、所属政党には説明するという、市長という公人にあるまじき行為』『庁舎前などでは、市長辞職を求める市民からの声が連日あげられており、まさに岸和田市は、大混乱の異常事態であると言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は重大』などとして、20日午前に市長の不信任決議案を提出。採決の結果、賛成20、反対4の賛成多数で可決されました。市長が不信任決議案の可決を受けて、今後の動きに注目が集まっていました。
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