年末にかけ強烈寒波続く 日本海側は大雪に警戒 時間にゆとりをもって行動を

広瀬 気象予報士:
山沿いでは大雪になっていますが、23日午後4時現在、平地・海の近くはそこまで雪は降っておらず、雨やみぞれになっているようです。夏の暑さの影響で海水温が高いことが雪を雨に変え、その分、山で大雪を降らせているのではないかと思います。

24日にかけて大雪には注意が必要です。この先も新潟、長野、富山、東北の日本海側の地域で雪が強まる予想です。24日の夕方にかけて本格的に雪が降り、多いところでは50cmほど雪が降りそうです。
交通への影響が心配されますので、雪道を運転される場合は時間にゆとりを持って行動するということがポイントかと思います。
24日夜になると雪の降る範囲は狭まり、今のところクリスマスの25日が一番穏やかな天気になりそうです。
24日も東京は冬晴れで、空気が乾燥しています。1日の寒暖差は大きくなりますが、日中の最高気温は11度の予想なのでしっかりと着込むようにしてください。

今回の寒波はクリスマスに一旦お休みになり、一旦北に戻ってから、27日、28日とまた強い寒気が南下する見込みです。
大晦日周辺にも寒気が来そうで、波のように寒波が襲来してきますので、年末年始にかけて日本海側では雪の降り方に注意が必要です。

札幌、秋田、新潟はこの先も雪で、日本海側ではどっさりと雪が降るでしょう。どんどん雪が積もるため、スキーなどウィンタースポーツは楽しめる状況になると思いますが、車の運転にはくれぐれもご注意ください。
井上キャスター:
猛吹雪になることもあるのでしょうか。
広瀬 気象予報士:
27日、28日は冬型の気圧配置が強まるので、日本海で冷たい北風が強まりそうです。そこに雪が降るとかなり見通しが悪くなりますので、吹雪にも注意が必要です。
一方で東京は、この先もずっと冬晴れの予想で、なかなか傘マークは付きません。乾燥と寒さで喉がやられないように気をつけてください。
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<プロフィール>
広瀬駿 気象予報士
1989年愛媛県生まれ
気象予報士・防災士・健康気象アドバイザー
横浜国立大学大学院で台風を研究