「AEDを」 緊急事態を聞きつけ“隣の会社”に走った
救助された70代の男性は今年10月、ゴルフ練習場を利用中に倒れて心肺停止状態になりました。これを目撃した藤木さんが周囲に119番通報とAED(自動体外式除細動器)を持ってくるよう頼み、自身は胸骨圧迫を開始。
この練習場で工事を行っていて状況を聞いた宮﨑さんが、AEDを探すため練習場に隣接する「西日本電工」に向かいました。
そして「西日本電工」社員の鎌田さんと共に、屋外に設置してあったAEDを現場に持参。救急隊が到着するまでの7分間、3人で心肺蘇生に取り組んだということです。
ゴルフインストラクター 藤木琢也さん「『TOKYO MER』というドラマが好きでそれを見てまねて行った。倒れた人は助けるしかない」

藤木さんは6年前に救命講習を受けていて、鎌田さんは元消防団員でした。
3人の素早い判断で、男性は救急車で病院に到着した時には心拍と呼吸が再開。その後退院して、現在は通常生活を送れるまで回復したということです。