金融支援だけではなく商品開発・販路拡大の後押しを

岡山県信用保証協会は今回、このような企業の販路開拓を目指して大阪の商業施設内で期間を限定した出店の場を設けました。出店前に相談に乗り、出店料は保証協会が全額負担、さらには出店後も今後の事業化を検討していくというものです。その目的は。

(岡山県信用保証協会 松井大典さん)
「企業数も減ってきていますし、人口も減ってきているというところで、我々も金融支援だけでなくて、地元岡山を盛り上げていくために公的な金融機関として支援の幅を広げていきたいと」

大滝餅は11月に大阪の商業施設で行なわれた「第1回おかやま味と技の祭典」に出店。2日間で4000人近くが訪れ、ほかの岡山県内の企業あわせて22社とともに自社の商品をPRすることが出来ました。実際に参加して、大瀧さんは今後の販路拡大に手ごたえを感じたといいます。

(大滝餅 大瀧健嗣社長)
「県外の方に(試食を出すことが)できて、食べた時の表情とか感想を直に聞けるのが一番良かったです。自信になりましたし、催事に参加することによって新たな課題とか提案とかいただいたので、今回具体的に言えばギフト用のボックスを作るとか、そういったものに明確に取り組めるので優先順位を付けて。それが一番の勉強にもなった」

(岡山県信用保証協会 松井大典さん)
「新しいチャレンジですので、試行錯誤しながら今までの事業内容により加えて発展していただけたらなという、そういったことを広げていくことによって地元の中小企業者の成長を後押ししていきたいと思っています」

地元の中小企業のポテンシャルを引き出し、地域経済が元気になれば…。岡山県信用保証協会では来年も開催を検討しているということです。