推しの番組出演を見逃さないための対策とは・・・
1位「SNSやHPで告知を毎日チェック」57.8%
2位「レコーダーで自動録画(おまかせ録画)」19.9%
3位「推し活仲間で連携」17.5%
推しを見逃さないためにレコーダーの自動録画機能を使ったデジタルな対策と、SNSやHPの確認や、推し活仲間との連携をするアナログな対策の両方の手段を駆使しているようです【画像⑥】。

では、普段、推しの映像を視聴する際、どのサービス(プラットフォーム)から見ることが多いのでしょうか?
・YouTube 77.5%
・テレビ(地上波・BS・CS) 72.0%
と共に7割以上となっています【画像⑦】。
また世代別で見ると、
・30代以降 「YouTube」「テレビ(地上波・BS・CS)」共に7割以上
・10代~20代は「テレビ(地上波・BS・CS)」が6割
となっています【画像⑧】。
10代~20代はTikTokやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSを活用している割合がほかの世代に比べて多くなっていることから、推し活で活用するプラットフォームは世代で異なり、普段見ているメディアの影響も考えられる結果となりました。


YouTubeやテレビ(地上波・BS・CS)で推しの映像を見る推し活を充実させるために購入したデジタルアイテムは何でしょうか。
1位「テレビ」
2位「推し活のために購入したデジタルアイテムはない」
3位「イヤホン・ヘッドフォン」【画像⑨】
世代別にみると、【画像⑩】のとおり、10代は「イヤホン・ヘッドフォン」が最多という結果から、スマートフォンやPCなどを活用し、出先で推し活の時間を設けていることがうかがえます。
一方、30代以降は「テレビ」や「レコーダー」と回答する人が多いことから、自宅で推し活の時間を設けている傾向がわかりました。


中でも、レコーダーを所持している人に「推しの出演番組を録画した際、推しの出演シーンのみを切り抜く編集作業をしたことがあるか」を聞いたところ、「ある」と回答した人が50.6%となり、2人に1人が録画番組の編集作業を行っていることがわかりました【画像⑪】。
また、録画した番組の編集作業にストレスを感じる人は「とても感じる」「たまに感じる」を合わせると81.4%となり、編集作業をする人のほとんどがストレスを感じていることが明らかとなりました【画像⑫】。
推し活をする上であるあるなのでしょうか。筆者も学生のころ、録画した番組の編集作業をしていました。編集が終わってDVDに焼こうとした時に、リモコンのボタンを押し間違え、削除してしまったことを思い出しました…。


推しは一人に絞らない
現在の推し以外に、新たに推しを作りたいと思う人が「とても思う」「少し思う」を合わせると45.1%。推しを一人に絞ることなく、複数人・多ジャンルに渡って推しを増やしていきたい人が一定数いることがわかりました【画像⑬】。

テレビや録画したテレビ番組を外出先で見られたら推し活が充実するかを聞いたところ、「とても充実する」「少し充実する」を合わせると71.4%の人が回答しました。自宅以外でもテレビを見ることができる環境が、推し活をより充実させる鍵となりそうだということです【画像⑭】。

□結果
・推し活の主となる活動は「出演番組を視聴する」ことであり、出演番組を見逃すことなく、スムーズに視聴できることがより充実した推し活につながる。
・推しの出演番組を見るために「出演番組のリサーチ」に時間をかける人が約7割となり、推しを見逃さないために時間を費やしている人が多い。
・出演番組を見逃してしまい、悔しい経験やストレスを感じたことがある人が6割にも及ぶことから、推しを見たい、応援したい一方で抱えるストレスが浮き彫りに。