骨を拾い…「遺体で遊んでいた」戦禍を生きた子どもたち

増尾記者
「(虐殺の場所)ここら辺だったそうです」

虐殺の為に掘られた穴はすでに埋められ、今は道路になっていました。その場所では、子どもたちが駆け回る様子も見られました。

カメラを向けると次々に集まり無邪気な笑顔を見せてくれます。しかし、その笑顔とは裏腹に子ども達が私たちに身振り手振りで案内しようとしたのは…

増尾記者
「子どもがこうやって、『骨が落ちているんだよ』と言って、我々を案内してくれるんですね。荒廃していて今も人骨があらゆる場所に散乱している状況です」

放置されているのは、政府軍の空爆などで亡くなり埋葬すらされなかった人たちの骨です。この町のいたる所で目にする人骨。その数が14年にわたる内戦で犠牲になった市民の多さを物語っています。

タダモン地区に住む男性
「きのう、子どもたちが遺体で遊んでいた。(パレスチナの)ガザ地区やほかの国でもなかったことだ」

破壊や虐殺を日常的に見てきた子どもたちにとって、将来に希望を抱くことは簡単ではありません。

――将来、何をしたい?
「外国に行きたい」

――なぜシリアを出たい?
「シリアには何もないから」

――こうした風景を見てきたから?
「うん。ここで生きてきた」

――この場所が嫌い?
「好き。それでも外国に行きたい」

今後、シリアは子どもたちが希望を抱ける争いのない国へと生まれ変わることができるのでしょうか。