この1週間、ニュースサイトに掲載された静岡県内のニュース関連のツイートの中で出現頻度の高い言葉です。「川勝」「県知事」「リニア」「JR東海」「開業」「工事」「不可能」などリニア問題に関連する言葉が大半を占めました。川勝知事は22日の記者会見で「早期開業が出来ない責任は神奈川県にある」と主張。その矛先はJR東海の金子社長にも向き、「あなた何やっているんですか」と対応を批判しました。
<川勝平太知事>
「足を引っ張っているのはJR東海の社長さんが静岡県だと仰っているけれども『あなた何やっているんですか』と。『車両基地がないのに2027年に開業できるというのはどういう根拠で言われているんですか、もう一度足元見てください』、ということです」
リニア中央新幹線が早期に開業できないのは、一義的な責任は「神奈川県に」、二義的な責任は「金子社長にあると思う」と持論を述べた川勝知事。22日は、同じ時間帯にJR東海の金子社長も記者会見を開きました。
<JR東海 金子慎社長>
「残念ながら知事からは静岡工区の早期着手についての理解、協力を具体的に示すようなコメントをいただけなかった。この先は決まっていない。また必要に応じてお会いしたいと思う」
川勝知事と金子社長は9月13日、トップ会談をしたばかりです。しかし、具体的な進展は何もなく、むしろ2人の距離が離れた印象さえ受けます。
一方で、南アルプスを貫くトンネル工事は着々と進んでいます。山梨県側では8月、静岡県に最も近い作業用のトンネル広河原斜坑の掘削を完了。現在は、本坑の掘削前に掘る小さなトンネル先進坑の工事が始まったと言います。
<JR東海 金子慎社長>
「先進坑の先端から静岡県の県境まで約1kmが今の現状です。大井川流域の皆さんの理解が得られないまま県境を越えて工事を進めていくことは考えていません。どこまで掘るかは、現地の状況によると思いますが、原則、今、申し上げた通りです」
川勝知事の強い言葉に対し、金子社長の冷静な発言が印象に残りました。金子社長は先日の知事との会談の際、「リニア中央新幹線は東海道新幹線のバイパスで部分開業は考えていない」と直接、知事に説明できて良かったと会見で話しています。依然、先行きが見えないリニア問題ですが、これからは対話の機会を増やすことが大切だと言えそうです。
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