3日前の「台風」による「塩害」の可能性
何が起きているのか。専門家の見立ては…

松江工業高等専門学校 環境・建設工学科 大屋誠 教授
「塩害によって、電線の送電機能がショートしたという形。今回の台風の影響で塩分の付着によって、碍子がショートするということは可能性はあると思います」
台風による「塩害」。米子市の現場でも…
作業にあたった人は
「やっぱり台風の影響で、塩害か何かで、そこにやっぱり雨とか当たってショートしたっていう」

電線から火花。メカニズムは、こう考えられます。
台風14号がもたらした暴風などによって引き込み線に傷がつき、そこに潮風に含まれる塩分が付着。
さらに、雨によって電気を通しやすい状態になり、火花が発生する場合があるといいます。

気象予報士は、今回の現象について…
石川博康 気象予報士
「塩水を含んだ北風が吹き付けたとみられます。台風14号が山陰を通過した後、19日夜から翌日にかけては強い北風になりました。また、島根県浜田市などではまだあまり雨が降っていませんでしたから、この後の雨でこうした被害が発生する可能性があります」

この後もこうした現象は断続的に発生する可能性があるということで、注意が必要です。