ホッケー女子日本代表さくらジャパンとしてパリオリンピックに出場した岩手町出身の田中彩樹選手が母校の小学校で講演しました。後輩たちを前に広い視野を持っていろいろなことに挑戦することの大切さを伝えました。

これは田中彩樹選手の母校の一方井小学校と中学校が共同で企画して行われたもので、体育館には全校児童、生徒に加え教職員や保護者らおよそ120人が集まりました。
田中選手は2024年パリオリンピックにさくらジャパンの一員として出場し3大会ぶりの勝利に貢献。
11月、インドで行われたアジア大会ではキャプテンを務め、チームを3位に導きました。
「おもしろいをみつけよう」と題した講演で、田中選手はこれまでホッケーを続けてきたなかで、年代別の日本代表から外れたり膝の靭帯を損傷したりするなどの挫折を経験したことを紹介しました。
その上で後輩には次のようにアドバイスしました。

(田中彩樹選手)
「嫌だと思っていたものも、見方変えれば新しい発見があるかもしれません。ネガティブにならず、広い視野を持っていろんなことにチャレンジして、いろんなものに触れていってほしいと思います」

また講演のあとは6年生18人が田中選手とミニゲームなどを体験しました。

(田中彩樹選手)
「ものすごく上手でびっくりしました。普通にやっていても取られちゃったので、岩手の子どもたちの成長もすごく楽しみだなと思っています」
(子どもたちは)
「ディフェンスや周りを見てのパスがすごいなと思いました」
「彩樹さんは何回くじけても立ち上がっていってすごいなと思いました」

田中選手は今後も岩手でホッケーに取り組む子どもたちにメッセージを発信していきたいと思いを新たにしていました。