2023年7月、札幌・すすきののホテルで首を切断された男性の遺体がみつかり、田村瑠奈被告30歳と両親の3人が逮捕・起訴された事件で、12日午前11時から母親の田村浩子被告(61)の7回目の裁判が開かれ、浩子被告への被告人質問が続いています。
瑠奈被告が被害男性との性行為に同意したと思うかと問われた浩子被告は「どちらとも言えない」と述べました。

さらに、「最初は『ひどい人だった』と(瑠奈被告は)怒っていると思った。望まない妊娠を恐れていた」と続けました。
被害男性を探したことについては、謝罪して欲しいということが主体で、瑠奈被告は「もし見つけたら謝ってほしい」「私にしたことが女性に対してどんな酷いことか謝ってほしい」と話していたと明かしました。
浩子被告は、被害男性について「もう会ってほしくないという思いはあった。出来れば見つかってほしくない」と思っていたものの、引きこもりがちだった瑠奈被告が「探しに行くのを『やりたい』と言ったので止めなかったし、札幌は広いので見つかるわけない」と思ったといいます。

父親の修被告(60)と「見つからないといいね」と話し、被害男性を「シカ」と呼んだ理由については、「記憶ない、何も知らない人で娘にとっても知らない人、便宜上そうしたのかな」と述べました。