今年も残すところあと20日となり、宮城県栗原市では、正月に向けて餅の生産が最盛期を迎えています。

栗原市栗駒にある吉尾ファームでは、今年も11月上旬から餅の生産が始まっています。自社の田んぼで栽培した餅米「みやこがねもち」を原料に、1日あたりおよそ600キロを機械でつきあげています。

今年は、夏の猛暑の影響が心配されたものの、品質の良い餅米が収穫できたということです。

吉尾ファーム 吉尾寛社長:
「いい正月を迎えてもらえるように精魂込めて餅を作っている。おいしい餅を食べて笑顔になっていい年を迎えてもらえたら嬉しい」

ここの餅は、腰が強く煮崩れしないのが自慢です。地方発送のほか、仙台の市場や県内のスーパーなどに例年並みの30トンから40トンの出荷が見込まれています。餅作りは12月30日まで休みなく続き、地方発送は、12月25日まで受け付けているということです。