政権が崩壊した中東シリアに、日本のメディアとして初めてJNNのクルーが入りました。首都のダマスカスでは、市民が政権の崩壊を祝い、歓喜の声をあげる姿がみられました。
記者
「ここからレバノンを出国しまして、シリアへと入っていきます」
JNNは11日、シリアのアサド政権崩壊以降、日本メディアとして初めてシリアに入りました。シリア側の国境検問所には係官の姿はなく、反体制派勢力とみられる戦闘員が配置されていましたが、入国の手続きなどはなく、行政がいまも混乱している状況が伺えました。
記者
「シリア軍の軍用車両ですけども、この上に市民が乗り、喜びを爆発させているような状況です。小さな子どもたちも銃をかまえて、誇らしげな顔をしていますね」
首都のダマスカス中心部では、アサド政権の崩壊を喜ぶ多くの市民が集まり、「あらゆるグループを統合した安定的な政府が生まれてほしい」との期待の声も聞かれました。
こうした中、反体制派勢力は10日、暫定政権による初の閣議を開催しました。
暫定政権の首相には、反体制派勢力を主導した「シリア解放機構」系の指導者バシル氏が指名され、今後、シリア各地に乱立する反体制派のグループをまとめられるかが焦点です。
注目の記事
コメダ珈琲を訪れた80代男性「100万円を持って来ている」ベテラン店員が感じた“違和感” 特殊詐欺被害を防いだ「いつもの会話」

「役員は下を向いて黙っているだけ」笹子トンネル事故で亡くなった姉 中日本高速道路の姿勢に妹が感じた“諦め” 【天井板崩落事故の遺族の訴え 前編・中編・後編の前編】

お年玉の由来って何?お金じゃなくて「餅だった」説&「大人同士のやり取りだった」説 歴史学から見ると

「カビた部分だけ捨てる」は誤解 中には“最強クラスの発がん性”を持つ毒も…加熱しても消えない『カビ毒』の正体

「私の長女は事件で亡くなりました。はっきり言うと、殺されました」20年前に殺人事件で長女(28)を失った父親が訴える「命」の意味【前編】

寒暖差で危険なヒートショック「今年は明らかに救急患者が増加」風呂だけではない、自宅では“3つの場所”で起こる⋯医師に聞く対策は?









