アサド政権の崩壊後、首都ダマスカスにJNNのクルーが日本のメディアとして初めて入りました。国内のいまの状況、どのようになっているのでしょうか。増尾記者の中継です。
ダマスカスの中心部です。向こうまで見えないほど多くの人が集まってきています。アサド政権の崩壊を祝うために、ここで歓喜の声をあげています。
奥には反体制派が進軍した際に、シリアの政府軍が乗り捨てていった軍用車両がそのまま残されていて、市民がその上に乗って政権崩壊を喜ぶ姿というのも見られます。
戦闘服を着て銃を持つ人の姿も見えますが、これは今回の攻勢を主導した反体制派勢力の戦闘員で、ダマスカスでは今、至るところで、こうした戦闘員が治安維持にあたっています。私たちがダマスカス市内に入ってからは、今のところ目立った混乱や、また衝突というのは確認されていません。
いまから6時間前に、隣国レバノンから陸路でシリアに入国しました。
シリアの国境の検問所や税関には係官の姿はなく、銃を持った反体制派とみられる人たちが軽く車内を覗き込む程度で、入国審査などは一切なく、行政が機能していない様子というのが見られました。
また国境では、シリアに戻ろうとする難民と、逆にアサド政権を支持していたことから復讐を恐れてレバノンへと逃げようとする人の姿もありました。
様々な民族や宗派が混在するシリアを象徴するような光景で、改めて今後、国民が一致して安定した国を作っていくことができるのか、その難しさというのを見たような気がします。
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