店頭に並ぶきらびやかな髪飾り。これらはどれも、通常であれば廃棄されるはずの花々を活用したアクセサリーです。
農家が生産したあと、切り花などとしての品質基準を満たさず、消費者の手に届く前に破棄される、「ロスフラワー」。
ロスが出る背景には輸送時の傷みなど、生産過程から店頭までにいくつもの原因があります。
▽くみあい生花 宇江城 安毅 代表取締役専務
「(ロスフラワーを)ゼロにしたい。収穫から逆算した日にち、荷物が到着した間の時間帯とか商品に対するストレスがいろいろあるので、それは仕方ないのかなと思っています。ただ、なくしたいという思いはあります」
「ロスフラワー」を少しでも減らそうとする那覇市の店舗を訪ねました。
▽フラワーシティギフト 大城 麗奈 さん
「花屋になるまでは捨てられる花なんて全然ないと思っていたのですが、花屋になって廃棄される花の量をみてびっくりしました」
こちらは、見栄えの問題で売り物とならない「ロスフラワー」です。花びらが欠けています。これだけで、売り物にならなくなります。
▽フラワーシティギフト 大城 麗奈 さん
「市場からお花が入荷してきた時点で、花弁が取れていたり短く折れていたり、生花としてお客さんがもらったときに『これは販売できるお花じゃない』と思った地点でロスなんです」