長年、核兵器廃絶に向けた運動を続けてきた日本被団協、日本原水爆被害者団体協議会が10日、ノルウェーの首都・オスロでノーベル平和賞を受賞しました。被団協の代表理事で仙台在住の被爆者・木村緋紗子さんも授賞式に参加し、日本からは50年ぶりとなる歴史的な瞬間を見届けました。

授賞式の朝、木村さんは…

被団協代表理事 木村緋紗子さん:
「良いでしょう!おかしい?ちゃんと着物のようになっているでしょ」

授賞式当日の朝。木村さんはずっと迷っていた授賞式の衣装を決めました。そのあとの晩さん会では衣装を着替えることにしました。

被団協代表理事 木村緋紗子さん:
「これ表彰式。食事のときにこれを着ます。女ってこういうのが楽しみなんですよね!本当に」

授賞式で、木村さんが一番楽しみにしていることを聞いてみると。

被団協代表理事 木村緋紗子さん:
「きょうですか。何が楽しみって、表彰状をもらうのが楽しみじゃないですか。それしかないでしょう。自分がもらえないからね。もしもらえるなら仙台に持って帰って!どうしよう」