熊本都市圏では、渋滞解消など多くの課題を抱えています。今後20年を見据えた交通体系はどうあるべきなのでしょうか。

国や県、有識者らで作る協議会は、熊本市や周辺自治体で住民の移動手段やその目的を把握し、来年度中に20年後の交通体系を示すマスタープランの策定を目指しています。

きょう(11日)の会議では、朝のラッシュ時の交通量について報告され、去年の調査で、2012年と比べて熊本市西区から大津町に自動車で移動した人が9倍に増えたことが明らかになりました。

一方で委員からは、「朝のラッシュにあわせて道路を整備すれば、日中や夜間の交通量に対して、オーバースペックになりかねない」と指摘が出されました。

これに対して県は、「職員の時差出勤やテレワークを継続するなど、ハード面だけではなく、ソフト面の対策も進める」と今後の方針を示しました。